Sedona 旅行記

2006年12月24日(日)〜30日(土)



12月24日(日) 曇りのち晴れ   走行距離…560mile(900km) 給油…2回



念願のセドナ旅行に向けて出発!朝10時に家を出た。
今日はひたすら走る日。一気にカリフォルニアとアリゾナの州境の街、Needlesを目指す。

とにかく走った、砂漠のど真ん中を。空の青と、砂漠の黄色しかなかった。でもその砂漠も、夕日に染まると黄金色に変わり、退屈な景色から一転、神秘的な風景に。きれいだったぁ。それがさらに紫色へ変わっていくとともに日が落ち、そして私も眠りに落ちた。しばらくすると、「星がきれいだよ。」というイサオの声で目が覚め、窓の外を見れば満天の星空。こんなきれいな星空を見たのはいつぶりだろう?しばし見惚れていた。でも、ふと目線を落とせば、外灯もない真っ暗な一本道を、前方にかすかに見えるテイルランプだけを追って走っている私たち。ひょー、心細かった。でもこれがアメリカの旅。ガソリンは常にチェックし、先日点検も出したばかりだから大丈夫と自分に言い聞かせ、ひたすらまた走り続けた。

かなたに水平線のごとく街の明かりが見えてきた。Needlesの町。3年前の夏、グランドサークルの旅に出たときも初日に泊まった町。溶けるような暑さだったのを覚えている。今日はクリスマスイブとあって、どこの店も早くに店仕舞い。閉店15分前のCarl's Jr.でサラダを買い、ホテル到着は夜の7時。予定通りの到着だった。

明日はアリゾナへ入り、いよいよセドナへ。イサオが作ってくれたしおりを読んでおかなくちゃ。

昼食 : マック
夕食 : サラダ、持参したククレカレー、ビール




12月25日(月) 晴れ   走行距離…250mile(400km) 給油…1回



9時にチェックアウトし、アリゾナへ。今日も砂漠道をひた走った。
アリゾナ=砂漠=暑いと思っていた私。残雪があり、驚いた。そりゃそうだ、標高が高くなれば雪も降るよね。

今日はクリスマス。給油のため立ち寄った街中は閑散としており、ランチをしたくてもマックさえ休業。仕方なく朝食用に持ってきたスコーンとバナナで乏しい昼食。早めの夕食にしようと、先を急いだ。といっても、あらかじめ調べておいたポイントはしっかり観光。セドナに近づくにつれ、景色も赤茶色のcanyonが見えてきた。

最初に立ち寄ったのは、『Slide Rock State Park』。緑に囲まれたcanyon内にある川で、夏は水遊びが出来る州立公園で有名らしい。さすがに冬の今、水遊びをしている人はいなかったが、観光客はたくさん来ていた。

そこからしばらく走ると、赤土の絶壁にかけられた橋が見えてきた。それが『Midgely Bridge Vista』。1939年に完成した橋らしいが、「こんな断崖絶壁を、どうやって工事したの?」と思うほど、スケールのでかい橋だった。そのおっかなびっくりの橋を渡り、セドナ市内に着いたのは2時。クリスマスといえども、観光地にはやはり人がたくさんいるのね。canyonの色と調和した茶色の建物のショップやギャラリーが並ぶオシャレな街、Uptown Sedona。車を止めて、探索した。

3時半にチェックイン。部屋に入ると時計は4時半。あっ!(・o・)!アリゾナとは1時間の時差があったんだ!市内に着いたときにはすでに3時だったってこと。すでにお腹も空いていたし、そのまま出かけず、部屋でのんびり、6時には夕食にした。今日のホテルはインターネットがつながる。‘パソコン命’のイサオ、もちろんお供は忘れない。「俗世間から離れるために来てるのに…。」とちょっと不服な私ではあるが、あるとやはり便利なので助かる。で、さっそくこの先の情報収集…。がーんっ!(TOT) セドナのあとに立ち寄るはずだったグランドキャニオンがその日、雪らしい。雪景色のグランドキャニオンをぜひとも見てみたかったが、雪の降る日に行くのはちょっとねぇ…。ノンちも歩かせたくないし。何よりもチェーンを持っていないので、運転が心配。非常に残念だけど、悩んだ末、グランドキャニオンの宿泊ホテルをキャンセルし、帰宅も1日早めた。でも、いつか必ず、雪のグランドキャニオンを見に行くぞ!

明後日からセドナも天気が芳しくない。なので、明日、周れるだけ見ておくつもり。

朝食 : 持参したシリアル、フルーツ、コーヒー
昼食 : 持参したスコーン、バナナ
夕食 : バーガーキングのサラダ、持参したカップそば、ビール、つまみ




12月26日(火) 晴れ   走行距離…50mile(80km) 給油…0回
今日はセドナ市内観光。10時ごろにホテルを出、まずは岩の上に建っていることで有名な教会、『Chapel of the Holy Cross』へ向かった。あまりの美しさと、言葉では表現できない雰囲気に涙が出た。何にでもすぐ感動する私でも涙まで出ることは少なく、これが人生で4度目の感動の涙。礼拝堂に入るなり、十字架がデザインされた大きな総ガラス張りの窓が強烈に目に映る。そしてその窓の奥には赤土のcanyonと空が見える。まるで宙に浮いているよう。‘神様のそばにいる’って感じがした。何時間でも座って居たかった。

がそうは言っていられず、次なる場所、『Bell Rock and Courthouse Butte Vista』へ。ベルの形をした岩と、その横に裁判所っぽい?形の岩があるところ。ここの目玉はそれだけではなく、‘Vortex’が出ているという。地球の渦エネルギーとでもいうのか。要は‘気’をもらえるところなのですね。地図にも渦巻きのマークが記されており、実際、‘気’の取り入れ方を説明しているらしいガイドに連れられて、‘気孔ツアー’らしいツアー客がたくさん来ていた。トレイルをしばらく歩いてVortexを取り入れ?、その後はさらなるVortexを求めて移動した。

その前に、まずはマックで腹ごしらえ。このセドナの街は、赤土のcanyonにとても似合うadobe(日干し煉瓦)建築の建物ばかり。マックでさえそうで、おまけに黄色しか見たことなかったロゴまでがターコイズカラー。思わず写真に収めてしまった。ほんとにオシャレな街だわ。

午後からは、セドナで最も人気のある風景と言われる、‘Cathedral Rock’がそびえる『Crescent Moon Ranch State Park』へ。セドナのカレンダーや絵ハガキの多くにこの景色が使われると言う、セドナのシンボル的Rock。確かに美しかった。本でも持ってきて、1日中ボーっと過ごしていたいような場所だった。ここもVortexが出ており、座禅を組んで気を取り入れている人が何人かいたっけ。

ここまで来ると、ノンちもかなりお疲れの様子。やっぱり歳にはかなわないんだなぁ。それよりも、今日はひたすら赤土の中をVortex求めて歩き回ったノエル家、全員ホコリまみれ。特にノエルはすっかり‘ホコリ色’に赤っぽくなってしまった。すでに4時を回っていたので、買い物をして今日の観光はここまで。

旅に出て、宿泊地の市内を走りながら目を皿のようにして最初に探すもの、それはチャイニーズレストラン。もちろん今回も見つけました。そこで夕食を買ってホテルへ。食事の前に、まずは全員シャワーを浴びてホコリを落とした。もちろん、ノンちも。赤土色の水が流れたよ。きれいさっぱりになったところで、中華の夕食。今夜はまともな食事にありつけた。

朝食 : 持参したスコーン、フルーツ、コーヒー
昼食 : マック
夕食 : 中華(酢豚&ナス炒め)、ビール








12月27日(水) 曇り   走行距離…100mile(160km) 給油…0回
今日は市内を出て、セドナ近郊の公園や歴史のある街まで足を伸ばした。

まずは『Dead Horse Ranch State Park』へ。んー。何もなかった…。ハイキングやキャンプ、フィッシングなどの目的を持って行くには感じのよい州立公園だけど、これといって何があるわけでもなく、ぷらっとノンちのお散歩をして終わった。それも曇り空の寒い中、私たちは思い切り着込んだくせにノエルにコートを着せるのを忘れたら、寒くて震えだしている。U+_+;U ごめんごめんと、急いで車に戻った私たちだった。すっかり温室育ちにしてしまったね…。

その後に向かった先は、とても楽しみにしていた1つであるネイティブアメリカンの遺跡、『Tuzigoot(トゥジグート) National Monument』。1125年から1400年頃までの間、シワナ族が生活していた建物の遺跡。資料館には発掘時の写真の展示や、修復工事の様子、そしてインディアンたちが使っていたとされる生活用具などが展示されており、とても興味深かった。

そろそろお腹も空いてきたので、次なる目的地のJerome(ジェローム)へ行きながら途中どこかで済ませようとしたのだけど、小さな田舎町をいくつか通り過ぎたがファーストフードらしき店は1つもなく、いつのまにか峠の一本道。気がついたら『Jerome State Historic Park(The Douglas Mansion)』に着いていた。で、車の中で持参したバナナとスナック菓子を食べて我慢した。このJeromeという町も来たかったところの1つで、昔、鉱山で栄えた町。一時はゴーストタウンと化したらしいけど、歴史の町として復活したらしい。当時の古い町並みがそのまま残り、建物も修復を重ね、現在はギフトショップやギャラリーとして使われている。タイムスリップしたような、レトロでおしゃれな町だった。車を止めてゆっくり歩いてみたかったけれど、馬車が走ってるし人も多いので、ノエルを連れてはちょっときびしい。町中散策はあきらめて、近くにあったゴーストタウンを見に行った。確かにゴーストタウンではあったけれど、1950年代後半に寂れていった新しいものだった。それでも歴史は感じられて面白かった。

もう1つチェックしていたネイティブアメリカンの遺跡があったのだけど、時間がないのであきらめ、セドナ市内へ戻ることにした。ここで1つ、企んでいたことがあったのだ。ひひっ。(¬ー¬) セドナ市内のキルトショップを調べておいた。「お願い!15分でいいから!」と寄ってもらった。キルトショップと一口に言っても、その土地でお店の雰囲気や布のコレクションも違ったりする。「きっとアリゾナらしいfabricやパターンがあるに違いない!」と思いお店に入ってみたが、まさにその通りだった。我が家周辺のショップでは見ないような布のコレクションやパターンが充実している!最低1時間は見ていたかったが、この‘寄り道’は計画になかったのでそこまでの時間はとれず、それでもSouthwestならではの、ネイティブアメリカンの精霊と言われる‘Kokopelli’のパターンキット(写真)を買ってきた。一応満足♪(^-^)

それから、ホテルへの帰り道にある‘セドナの芸術村’と言われる『Tlaquepaque(トラキパキ)』に寄り、急ぎ足で見学。メキシコの雰囲気漂う、ステキな街だった。芸術村らしいきれいなギャラリーが軒を連ね、ゆっくり見て回りたかったがきっと買えるような値段ではないでしょう。「せめて見るだけね。」と歩いていると、小さなジュエリーショップで‘Kokopelli’が描かれたペンダントヘッドを発見。$1.25♪(^u^) 買った。

その後、Uptown(セドナのダウンタウン)のお土産ショップでちょこっと買い物をし、昨日と同じチャイニーズレストランで夕食を買ってホテルに戻った。すでに6時を回っていた。ここまでの4日間、文句も言わずにノエルは付き合ってくれている。特に今日は車でのお留守番が多かった。旅も後半。ノンち、もうひと頑張りね!

朝食 : 持参したシリアル、フルーツ、コーヒー
昼食 : 持参したバナナ、スナック
夕食 : 中華(麻婆豆腐、えび野菜炒め)、ビール 






12月28日(木) 雨時々曇り   走行距離…300mile(480km) 給油…1回
今日は朝から雨。楽しい3日間を過ごしたセドナを去らなくてはならない涙雨…。( ;_;) アディオス、セドナ。

グランドキャニオン行きを雪のためキャンセルし、そのまま帰途に着くつもりでいたが、いつの間にかイサオが変更スケジュールを立てていた。「メキシコ国境近くのTucson(ツーソン)まで行ってみよう!」と。よく聞く地名で面白そう!と私も即答。で、今日はひたすら南下した。

途中、『Montezuma(モンテズマ) Castle National Monument
』へ立ち寄った。岩壁に住居を作り暮らしていたネイティブアメリカンの遺跡。セドナで見た『Tuzigoot(トゥジグート) National Monument』よりも感動的だった。ネイティブアメリカンにとても興味を持っている私は、旅先で遺跡や資料館を見つけては訪れる。いつか、じっくり学んでみたい。

そのあとはひたすら南を目指して走った。今日のお昼も、Rest Areaで持参したクロワッサンとみかんで我慢。アリゾナの州都、Phoenix(フェニックス)を通過し、さらに南へ。フリーウェイから見える景色はサボテン林(?)。でっかいサボテンが至る所に生えていて、‘砂漠のアリゾナ’を実感した。林のごとく生えているそのサボテン群に最初のうちは感動していたが、そのうちムーミンにでてくる‘ニョロニョロ’に見えてきて、ニョロニョロが歩くときに出す音が頭の中でずっと鳴り響いていた。(-_-;)

ここまで走ってTucsonへは何をしに?と聞かれると困るのだけど、ただサボテン国立公園を見に来たとしか言いようがない。『Saguaro National Park』へ行ってきた。ほんとにサボテンしかないけれど、サボテンの山、サボテンの平野、とにかくスケールがでかい。単なる観葉植物としか見ていなかったサボテンちゃんを見直した。アリゾナの灼熱の砂漠でしっかり生きているんだなぁ、野生のサボテンは。(あぁ、『さぼてん』のトンカツが食べたい…。(´・`))

ホテルには5時半にチェックイン。明日は帰途につく。ノエルもかなりお疲れの様子で、夕食を済ませると脱ぎ捨てた私たちの靴下を枕に寝てしまった。あと2日、ノンちゃん、頑張れ。


朝食 : 持参したスコーン、フルーツ、コーヒー
昼食 : 持参したクロワッサン、みかん
夕食 : 持参したククレカレー、マックのサラダ、ビール



右、‘Flagstaff’へ行けばGキャニオンだった。



連れまわしちゃってごめんね、ノンち。




12月29日(金) 晴れ   走行距離…450mile(720km) 給油…1回
楽しかった旅行ももう終わり。今日は北へ向かってひたすら走った。

朝9時半にチェックアウトを済ませ、ロサンジェルス手前のオンタリオというcityを目指す。貨物列車と平行に走りながら、追い越し追い越されアリゾナ砂漠に別れを告げた。途中、ネイティブアメリカンのカルチャーセンターの看板を見つけ立ち寄ってみたが、保存状態が悪く、資料館もお粗末。不発に終わってしまった。でも、Sedonaで買えずにずっと後悔していた指輪をここで買った。おもちゃのだけどね。とりあえず満足。(^u^)

その後は、ランチとRest Areaに立ち寄った以外はとにかく走った。州境を超えたとたん、景色はサボテンからパームツリーへ変わり、カリフォルニアに帰ってきたことを実感。時計をPacific Timeに1時間戻し、ちょっと得した気分♪ホテルに着いたのは6時。部屋はアップグレードしてくれて、ジャグジー付き。(= ̄▽ ̄=) ゆっくり浸かって旅の疲れを落とした。肩まで浸かれるお風呂はやっぱりいいね〜♪

明日の夕方にはわが町に着く予定。気がついてみたら…。今年もあと2日で終わりじゃんね。旅に出てるといつにも増して日にちの間隔がなくなるのですっかり忘れてた!帰り道、買い物して帰らなくちゃだわ。はぁ〜、一気に現実に引き戻される。(-_-;)

朝食 : ホテルのコンプリメンタル(マフィン、オレンジジュース、コーヒー)
昼食 : バーガーキング
夕食 : 日本食(とんかつ)、ビール






12月30日(土) 晴れ   走行距離…420mile(670km) 給油…1回
10時前にはチェックアウトし、帰路についた。休憩、給油、ランチ以外はどこにも立ち寄らず、サンフランシスコ目指して今日もひたすら走った。夢心地の旅が終わるのはとても悲しいけれど、帰ると腹を決めたら早く家に帰ってゆっくりしたい。ノエルも分かるのか、「お家に帰ろうね。」と言うと尻尾をふって喜んでいた。

4時半、我が家に到着。ドアを開けるなり、「やったぁー、お家だぁ〜!」とはしゃぐノンち。おもちゃをブルンブルン振り回していた。やっぱり家が一番いいのかな?一週間、今回もよく頑張ってくれた。

ノエル家の'06年年末アリゾナ旅行も楽しい旅となった。Sedonaで蓄えたパワーで、新年も頑張っていこうーっ!

朝食 : ホテルのコンプリメンタル(ワッフル、オレンジジュース、コーヒー)
昼食 : イン&アウト